昔話

【ネットの紙芝居】じいさまとカニ

【朗読付・ネットの紙芝居】じいさまとかに(越中の昔話)

絵:竹内 隆夫,編集:小出 宗治、Pictio編集部

越中、今の新潟県に伝わる昔話です。ある村にじいさまとばあさまが住んでいました。あるとき、じいさまは川で捕まえたカニを持ち帰り、家で飼い始めます。とてもかわいがっておりましたが、ばあさまは面白くありません。じいさまが仕事ででかけたある日。。。というお話です。 続きを読む

日本の笑い話「かえだま」

日本の笑い話「かえだま」

原作:日本の笑い話より,絵:竹内 隆夫,編集:小出 宗治,Pictio編集部

落語にもなっている笑い話です。原話は、1773年に出版された笑話本「聞上手」にある「眼玉」というお話です。「今では犬の目」としてよく演じられています。元が落語だっただけに、演じる人によって、オチの付け方などに工夫が凝らされて現代に至っています。今回は、あまり生々しくなく、面白さがお子さんにも伝わるように編集しました。面白さが分かるのは、7歳くらいからでしょうか。 続きを読む

あわてものの ふうふ

日本の笑い話「あわてものの ふうふ」

原作:日本の昔話より,絵:竹内 隆夫,編集:小出宗治、Pictio編集部

日本の昔話です。あるところに、あわてんぼうの夫婦がおりました。あるとき、夫が朝早く仕事にでかけるので、お嫁さんは、暗いうちにおきて、朝ご飯の支度を仕様とするのですが、とんでもないものを見てしまいます。あわてて、夫に助けを求めますが、でも夫は・・・というお話です。 続きを読む

じいさまとかに

じいさまとカニ(越中の昔話)

絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治、Pictio編集部

越中(今の新潟県)に伝わる昔話です。ある村に、じいさまとばあさまが住んでいました。ある日、じいさは、川で一匹のカニを捕まえます。家でカニを飼い、とてもかわいがるのですが、ばあさまは面白くありません。雀の恩返しとよく似ていますが、ばあさまが改心して悔いるところは、やや違うのかもしれません。いずれにせよ、大事な人は放っていてはいけないということですね。 続きを読む

どっこいしょ

日本の笑い話 どっこいしょ

原作=日本の昔話より,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治、Pictio編集部

笑い話に分類される昔話です。物忘れの激しい男が、忘れないように唱えながら帰ってくるのに、川があるおかげでとんでもないことになります。この話は、日本の各地に伝わっています。題も単に”どっこいしょ”ではなく、”だんごどっこいしょ”などいろいろです。さらに、「どっこいしょ」のかけ声も、地方によって方言が使われています。お子さんと一緒に、かけ声を楽しんでください。 続きを読む

欲と迷惑と正直-ディオゲネス

欲と迷惑と正直-ディオゲネス-

原作=ギリシャの昔話より,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治、Pictio編集部

今から2000年ほど前にいた、ギリシャの哲学者ディオゲネスのお話しです。彼は、樽に住み、自由気ままな暮らしをして、真理を説いたと言われています。彼の逸話と、語っていたと言われる話を物語として再構成しています。 続きを読む

ろばとおやこ

イソップ童話「ろばとおやこ」

原作=イソップ童話,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治,Pictio編集部

イソップ童話の一つです。ロバを売りに行く親子が、道行く人にいろいろと言われます。その通りにしたのに、結局は、元も子も無くしてしまう。人の言うことばかり聞いていてもダメ、自分で考えることの大切さを教えてくれます。イソップは、今から2600年ほど前の人で、ギリシャに奴隷の身分として暮らしていたと言われています。イソップは人間の生き方を考えさせる話をするのがとても上手でした。そして、1000年くらい経ち、多くの国で広がったのがイソップ物語です。 続きを読む

そらをとんだこめだわら

信義山国宝縁起絵巻より「そらをとんだこめだわら」

絵=竹内隆夫,編集=小出宗治,Pictio編集部

日本の各地に伝わる昔話ですが、いくつか原典となるものがあります。この信義山国宝縁起絵巻もその一つ。3巻からなり、それぞれに物語が書かれています。四大絵巻物の一つとされ、国宝にも指定されています。今回紹介する物語は「山崎長者」という原題がついており、絵本にするにあたり、タイトルを分かりやすく「そらをとんだこめだわら」としました。 続きを読む

こびととくつや

グリム童話より「こびと と くつや」

原作=グリム童話,絵=竹内 隆夫、編集=小出 宗治,Pictio編集部

グリム童話とは、ヤーコプとヴィルヘルムというグリム兄弟が編纂したドイツの童話集です。初版は1812年に出版され、「ヘンゼルとグレーテル」や「ラプンツェル」「ブレーメンの音楽隊」など約160もの物語が収められていました。後に改訂を重ね、さらに約200もの物語となります。今回紹介するのは、その中の一つ「こびと と くつや」です。知らない間に、誰かが助けてくれるというのは、子どもとっても、とても楽しいお話しですね。 続きを読む

さるかに合戦

日本の昔話「さるかに合戦」

昔話の面白さの一つに、悪者をやっつけるということがあります。「さるかに合戦」もその一つですね。一時期は、やられたからといって、仕返しをするのはよくないということで、あまり取り上げられないこともあったようですが、悪いことをすると必ず自分に跳ね返るという因果応報という考え方も必要だという声も多いようです。実際、子どもに読んでいて、仕返しはよくないという声を聞くことはありません。 続きを読む