昔話
【イソップ童話】ロバと親子
原作=イソップ童話,絵=メイヴイソップ童話の特徴は、小さい子どもにも分かるような動物や植物などを題材としながら、教訓や道徳を、分かりやすく説いていることです。 「ロバの親子」もそんなお話の一つです。ある村にいる親子が、ロバを売りに出かけます。道中、いろいろな人からアドバイスをもらうのですが、その通りにしていても、上手くいかないという物語です。分かりやすく短いお話なので、小さいお子さんにも楽しんでいただけます。 続きを読む
日本の昔話「かぐや姫」【PDFの絵本・電子書籍】
かぐや姫は、元の物語名は「竹取物語』と呼ばれ、日本最古の物語とされています。成立は、平安時代初期の10世紀半ば頃と見られ、原文とされる漢文の文章は残っておらず、最古の写本とされているのは室町時代のものです。作者は不詳ですが、その頃の宮廷の様子が詳しく描かれていることから、貴族だったのではないかと言われています。竹の中にいたかぐや姫は、竹取の翁と呼ばれるおじいさんに見つけられ、娘として育てられます。大きくなった娘は「かぐや姫」と名付けられ、美しさが評判になり多くの貴族から求婚されます。しかし、難題を出し求婚を退けたかぐや姫は、ある満月に月へと帰っていくのでした。 続きを読む
日本の昔話「したきりすずめ(舌きり雀)」【PDFの絵本】
文:斉藤 浩太郎,Pictio編集部,絵:熱田ゆうこ 日本の昔話の一つ「したきりすずめ」です。このお話しも、古くから伝わっているもので、13世紀に成立した「宇治拾遺物語」に原作を見ることができます。しかし、広く知られている物語とは、だいぶ異なっています。したきりすずめでは、おばあさんが雀を殺してしまい、おじいさんが黄泉の国に探しに行くという話しや、逃げていった雀を探すお爺さんに馬や牛の小便などを飲ませて試練を与える話など、いろいろなストーリーが残されています。今回は、 江戸時代の赤本を底本として、広く伝わっているストーリーを軸に再構成しました。
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日本の昔話「一寸法師(いっすんぼうし)」【PDFの絵本】
再話:斉藤 浩太郎,Pictio編集部,絵:まきせ ひろしよく読まれている昔話「一寸法師」です。昔話のオリジナリティはそのままに、口調を現代風としました。また、絵を今のお子さんでも親しみやすいように制作しています。 続きを読む
日本の昔話「桃太郎(ももたろう)」【PDFの絵本】
再話:斉藤浩太郎,Pictio編集部 絵:畠中 美幸人気のある昔話「ももたろう」です。なるべく現代語の文章に改め、読みやすくしたほか、今のお子さんが親しめるような絵としています。ももたろうの昔話には、いろいろなバリエーションがありますが、今回は、よく伝わっている物語となっています。 続きを読む
【朗読付・ネットの紙芝居】信義山国宝縁起絵巻より「そらをとんだこめだわら」
原作:信義山国宝縁起絵巻より,絵:竹内 隆夫日本の各地に伝わる昔話ですが、いくつか原典となるものがあります。この信義山国宝縁起絵巻もその一つ。3巻からなり、それぞれに物語が書かれています。四大絵巻物の一つとされ、国宝にも指定されています。今回紹介する物語は「山崎長者」という原題がついており、絵本にするにあたり、タイトルを分かりやすく「そらをとんだこめだわら」としました。 続きを読む
【朗読付・ネットの紙芝居】新美南吉「こぞうさんのおきょう」
作:新美 南吉,絵:竹内 隆夫,編集:小出 宗治,Pictio編集部新美南吉の「こぞうさんのおきょう」です。短い童話ですが、ほんわかとした気分になれます。笑い話の「どっこいしょ」にも少し似ているかもしれません。怖くないですし、リズムが面白いので4歳くらいのお子さんから、楽しめるかもしれません。 続きを読む
【朗読付・ネットの紙芝居】日本のわらい話 かえだま
落語にもなっている笑い話です。原話は、1773年に出版された笑話本「聞上手」にある「眼玉」というお話です。「今では犬の目」としてよく演じられています。元が落語だっただけに、演じる人によって、オチの付け方などに工夫が凝らされて現代に至っています。今回は、あまり生々しくなく、面白さがお子さんにも伝わるように編集しました。面白さが分かるのは、7歳くらいからでしょうか。 続きを読む
【朗読付・ネットの紙芝居】欲と迷惑と正直-ディオゲネス
原作=ギリシャの昔話より,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治、Pictio編集部ネットの紙芝居です。今から2000年ほど前にいた、ギリシャの哲学者ディオゲネスのお話しです。彼は、樽に住み、自由気ままな暮らしをして、真理を説いたと言われています。彼の逸話と、語っていたと言われる話を物語として再構成し、10分ほどの話としています。 続きを読む
【朗読付・ネットの紙芝居】新美南吉「花の木村の盗人たち」
新美南吉の童話です。花のき村に5人の盗人がやってきます。かしらはベテランの盗人ですが、ほかの4人は、盗人になったばかりの者でした。その村でかしらは、一人の男の子に出会います。そして盗人として生きてきたかしらは、初めて人から信用された嬉しさに、涙を流してしまいます。そして、かしらが取った行動がどのようなものであったか、のんびり朗読でお楽しみください。 続きを読む