Pictio(ピクティオ)はこんな出版社です

Pictio(ピクティオ)ができるまで

 Pictio(ピクティオ)は、絵本を創っている小さな出版社です。Pictioは、お子さんと一緒に海外に赴任されたお父さんとお母さんの声から生まれました。それは「日本にいるときと同じように、絵本を読んであげたい」という願いです。

 もちろん、海外からでも日本の絵本を購入することは可能です。でも本を送るには送料が必要。国内で読むよりも余分なコストがかかります。さらに、日本で買うのと違い、手にとって選ぶこともできません。せっかく買うのであれば、何度も読み返すような良質の絵本を選んであげたいもの。

 こうした余計な負担をしなくても、お子さんにあった絵本を選び、読んであげることはできないものか。Pictioは、そうした願いに応える存在として、2011年に誕生しました。

 Pictioが提供する絵本は電子書籍という形です。でも、普通の電子書籍とは少し違っています。それは“印刷できる”という点です。購入されたら、ご自宅のプリンターで印刷してみてください。その場で、絵本ができあがります。

 こうした形にしたのには訳があります。もちろん一つは利便性。どの場所にいても、インターネットにアクセスできれば、良質の絵本が手に入ります。もう一つは、紙の絵本が持つ可能性。電子書籍の絵本と異なり、紙の絵本は、中の絵が動きませんし、音が出ることもありません。

 けれど、丁寧に描き込まれた絵からは、動きを感じ取ることができますし、推敲された文章には音楽やリズムが宿っています。紙の形にすることで、目に見えないこうした何かを感じる力が育ってほしい、我々はそう考えています。

 絵本は読むよりも、読んでもらうほうがずっと楽しい。これは、私たちが絵本に対してずっと思っている考えです。Pictioの絵本で、そうした体験を持つ子どもが増えることを願ってやみません。

Pictioのビジョン

  • 良質の絵本をいつでもどこでも必要とする人に届け、
    多くの子どもが健やかに育つ手助けをすること。
  • 絵本の創り手が、本当に読んでほしいと思う本を作るのに
    頼りになる出版社であること。
  • 優れたコンテンツを日本だけでなく世界中から探しだし
    広く世界に提供し、子どもたちと社会に貢献すること。

ピクティオの行動規範

  • すべての活動において、読者にとって有益なのかどうかを
    問いかけて判断し、前に進みます。
  • 短期的な利益や目標を達成するのでなく、
    長期的な視野に立って事業を進めます。
  • 企画からプロダクトアウトまで、
    誠実に、そして全力で最後までやり遂げます。