絵本の美術館

絵本の美術館「安曇野ちひろ美術館」(長野県)

museum いわさきちひろの名前が付けられた美術館は2カ所あります。1つは「ちひろ美術館・東京」。こちらは昔から有名です。もう1つが、この「安曇野ちひろ美術館」です。開館したのが1997年とまだ20年経っていないんですね。

 安曇野ちひろ美術館の特徴は、とにかく広大なスペースにゆったりと建物を配置していることです。庭には、花壇と池があり夏に子どもたちが池に入って遊んでいる風景をよくみかけます。館内自体も広くて、観光シーズンには訪れる人も多いのですがストレスを感じることなく、ゆったりと作品を鑑賞できるのはいいですよね。まぁ、観光バスが多いとさすがに多いなー、と感じますが。

 メインの企画は、いわさきちひろの原画となります。いわさきちひろが残した作品は多いので、季節ごとにテーマを変えて、いろいろな視点から作品を鑑賞できるのが特徴です。同時に、作家達の作品を鑑賞する企画も催されているので、いわさきちひろ以外の作品にも触れることができます。

 館内には座って休めるスペースが多く設けられており、館内にあるカフェでは食事をとることもできます。値段はリーズナブルで、ご飯を食べてから、お茶をしても1000円を少し超える程度で収まると思います。1つの美術館をゆったりと見て回りたいという人にはおすすめです。

名称 安曇野ちひろ美術館
URL http://www.chihiro.jp/azumino/
開館時間
3月1日~12月19日[2010年。例年は11月30日まで]
9:00~17:00[8月は18:00まで]
休館日
第2、4水曜日[ただし祝日の場合は開館し翌日休館となる]
12月1日~2月末日
2010年臨時休館は5/13、7/15、9/29、9/30
入館料 高校生以下無料、大人800円
住所
〒399-8501
長野県北安曇郡松川村西原
連絡先
TEL 0261-62-0772 / 電話ガイド 0261-62-0777
FAX 0261-62-0774

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投稿日: 作成者: Pictio Editor カテゴリー: 絵本の美術館

軽井沢絵本の美術館(長野県)

 今回は、長野県の軽井沢にある「軽井沢絵本の森美術館」を紹介します。ここは、美術館というイメージで行くと少し拍子抜けするかもしれません。というのも、絵本の森美術館は、「ムーゼの森」という観光施設の1つで、一般的な美術館よりもこじんまりとしているからです。ムーゼの森には、軽井沢絵本の森美術館のほか、軽井沢の自然を再現した庭園「ピクチャレスク・ガーデン」、そしておもちゃを展示している「エルツおもちゃ博物館」と全部で3つの施設があります。

 ムーゼの森で入園料を払い、小径を歩いて行くとピクチャレスク・ガーデンが広がっています。ここは、 地元の原生植物を生かして作られた庭園です。“ピクチャレスク”というのは、「絵のように美しい庭」という意味の造語です。庭園は2010年5月にできたばかり。絵本の森美術館は、この庭園の一角に建てられています。

 足を踏み入れると、まるで植物園の中の別荘で美術展が開かれているような趣があります。道を歩いていくと森の中にきれいな庭が現れ、絵本の世界が広がっている、という感じですね。

 絵本の森美術館は二棟の展示館からなっています。一棟は「第一展示館」といって常設展示が行われています。絵本の歴史について知ることができるほか、絵本作家の木葉井悦子氏の原画などが展示されています。もう一棟の「第二展示館」では、企画展が開かれます。

 第一展示館のメイン展示は絵本の歴史です。古い絵本などを見ることができるほか、詳しい年表などが掲げられており、結構、見入ってしまいます。グリム童話やアンデルセン童話は古くからありますが、「不思議の国のアリス」も既に1800年代に出版されていたのか、など新鮮な知識も得られます。絵本の原画も展示してあります。古い絵本の原画などは、眺めていると絵画にしか思えません。額に入れて一枚一枚飾りたいくらい、不思議な魅力がありますね。

 優れた絵本は印刷されていても、きれい・・・とか、上手だぁ・・・と感じることができますが、原画だと筆のタッチに作者の息吹きがダイレクトに伝わってきて、その力に圧倒されてしまいます。作家のエネルギーを直に受けるということでしょう。

 さて、展示館二棟の他には、欧米の絵本も置いてある「絵本図書館」や、定番の絵本から最新の人気絵本を集めた「絵本のお店」があります。「絵本の図書館」はドーム型の屋根の建物で、テーブルとイスのほか、扇風機もあり真夏には涼みながら絵本を読むことができます。蔵書の冊数は約1800冊。大人になって懐かしい絵本を手に取ると、知っていたはずの筋書きが違っていてびっくりすることがありますが、ここでなら、そういう驚きを体験できるかも。

 このほか、カフェの「緑蔭茶論」、苗やガーデングッズなど雑貨を扱っている「ショップ フローラ」があります。展示館とこれらのお店を見て、疲れたら庭にある木陰のベンチでしばし休憩というのはいかがでしょう。一通り展示やお店を見て、お庭もさっと歩いて回るなら所要時間は40分くらいでしょうか。展示をしっかり見て、休憩したりするなら、1~1.5時間くらいみておくとよいでしょう。

 さて、もう一つの施設である「エルツおもちゃ博物館」も紹介しましょう。こちらは「軽井沢森の美術館」「ピクチャレスク・ガーデン」と,道路を挟んだ相向かいにあります。ドイツのエルツ地方の300年の伝統木工おもちゃが展示されています。民衆の姿を模したおもちゃや、軍隊ものが多いようですね。

 その隣にあるガーデンレストラン「ルーエ」では、外でゆっくりお食事もできます。夏の時期には、併設されている野菜のお店で買った無農薬の生で食べられるとうもろこし(1本250円)がおすすめです。味はもちろん、ぷりぷりとした食感がたまりません。

 アクセスですが、「ムーゼの森」は軽井沢駅からは車でないときつい距離だと思います(自転車でも頑張れば行けるとは思いますが)。隣には、これまた美術館や湖などの総合施設「タリアセン」もあります。せっかくの軽井沢、駅の前にあるアウトレットで買い物を済ませたら、喧噪を離れ避暑地の緑を堪能する、というコースはいかがでしょうか。

名称 軽井沢絵本の美術館
URL http://www.museen.org/ehon/index2.html
開館時間
9:30~17:00
12月、1月は10:00~16:00
最終入館は閉館30分前
休館日
火曜日(GWと7~9月は無休)
12月~2月は休み多し
入館料
大人900円、中高生500円
3、4、11~1月は大人は800円
小学生以下は無料
エルツおもちゃ博物館との共通券もあり
住所
〒389-0111
長野県長野県北佐久郡軽井沢町長倉(風越公園)
連絡先 TEL 0267-48-3340

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投稿日: 作成者: Pictio Editor カテゴリー: 絵本の美術館

絵本の美術館「国際子ども図書館」(東京都台東区)

museum 昔、デジタルアーカイブの記事を書くために、国会図書館を取材したことがあります。当時は、Webサイトもそれほど充実してはいなかったので、すごいことをしているとは聞いていたものの、その実体がなかなか見えていませんでした。

 しかし、取材しているうちに、貴重な資料のデジタル化やその方法など、かなり先進的な事業を行っていました。まぁ国の機関で予算も多いし、ここがやらないと他の図書館ではできないだろうしなー。

 さて、今回はその国立国会図書館の紹介です。国会図書館と言っても、実はいくつかの支部図書館があります。絵本に関係するのは、上野にある国際子ども図書館です。この建物の外観がまたいいんです。千代田町にある国会図書館と違って、明治期のイメージを色濃く残しているというか、ツネッサンス様式を感じさせるというか。入るのが楽しくなる建物です。千代田区の国会図書館と違い、入室が簡単です。気軽に使えるように考えてあるんでしょうね。

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 入ると、1階には絵本の部屋があります。この図書館は開架式になっており、絵本を自由に手にとって読むことができます。1階には、カフェと、お話専用の部屋、そして自由に入れる部屋が二つあります。自由に見学できる部屋の一つは「世界を知る部屋」として、世界各国と各地域の地理、歴史、民俗などを紹介する資料などが並んでいます。いろんな言語の絵本なども置いてあるので、眺めていると飽きません。

 もう一つの「子どもの部屋」には、絵本が大量に置かれています。1歳くらいのお子さんから小学校高学年くらいまでを対象とした絵本がイスと机も豊富があるので、ゆっくり座りながら読むことができます。休日に訪れると、お子さんに本を読んであげているお父さんやお母さんがたくさん訪れています。

 また、土日には絵本の読み聞かせが行われています。ここの読み聞かせは、保護者の方は同伴できません。読み聞かせの会は、4歳から小学校1年生までと、小学校2年生以上に別れています。また、事前の申し込みが必要ですが、3歳くらいのお子さんを対象にしたお話し会もあります。

 さて、その読み聞かせですが、まず時間になると、係の人が鐘を鳴らします。そして、子ども達は廊下に並ぶんですね。いいな、こういうの。そして、保護者と離れて子ども達だけで、お話の部屋へと入っていきます。時間は30分ほど。どんな話をしてくれるのかは、Webサイトで確認できます。どんなお話だったのかも、ちゃんと紙でもらえるので、後から好きになったお話は、自分で借りて読むこともできます。ソフトとハードが、バランス良く充実していますね(→お話会の情報はこちら)。

 お子さんがいない間は、カフェで一休みがおすすめ。カフェからお子さんが戻ってくる廊下を見ることができるので、ゆっくりとくつろげます。 また、3階では絵本に関連するさまざまな展示を行っています。こちらを見てもいいでしょう。どんな展示があるのかも、やはりWebサイトに情報があります(→展示会の情報はこちら)。

 場所が上野駅から遠い場所にあるので、ちょっと大変ですが、黒田清輝記念館も隣にあります。上野動物園からは近いので、出掛けた後で訪れるのもいいですし、単にカフェを利用しに行くもよし。是非、訪れてみてください。

名称 国際子ども図書館
URL http://www.kodomo.go.jp/index.html
開館時間 9:30~17:00
休館日 月曜日、国民の祝日、休日(5月5日のこどもの日は開館)、年始年末(12月28日~1月4日)、第三水曜日
入館料
住所 〒110-0007
東京都台東区上野公園12-49
連絡先 TEL:03-3827-2053(代表)
TEL:03-3827-2069(テープによる案内)

[googlemap lat=”35.719492″ lng=”139.773685″ align=”center” width=”420px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]東京都台東区上野公園12−49[/googlemap]

投稿日: 作成者: Pictio Editor カテゴリー: 絵本の美術館