友達に優しく

うまれてくる雀たち

新美南吉「うまれて くる 雀たち」

原作:新美 南吉,絵:竹内 隆夫,編集:小出 宗治,Pictio編集部

新美南吉の作品です。足の悪い雀が3つの卵を産みます。でも、親の雀は「私のように足が悪くないといいけれど・・・」ととても心配します。他人からの何気ない一言で、人は傷つくことがあります。そういうつらさは、言われた本人にしかわかりません。時間で癒されるのか、あるいは言葉で救われるのか。親が子を心配するお話しです。 続きを読む

がちょうのたんじょうび

新美南吉「がちょうのたんじょうび」

原作=新美 南吉,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治,Pictio編集部

新美南吉の短編です。今日は、がちょうのたんじょうび。うさぎやもるもっと、さるなどを招くのですが、招くべきか、それとも招かざるべきかどうしようか、まよっていた動物がいます。いたちです。みんなは、決してわるものではないと知っているのですが、どうしてよばないのでしょう? それは・・・というお話です。 続きを読む

あさはかなねずみ

あさはかなネズミ

作=竹内隆夫,編集=小出宗治,Pictio編集部

絵を描かれている竹内隆夫氏のオリジナルです。いじめられたネズミが、願いが叶うことで、だんだん他人の気持ちが分からなくなっていく、というストーリーです。
オリジナルの説明には「いじめは、よくないことと、だれもが思っています。でもなかなかなくすことができませんね。この、お話を読んで、みんなで考えてみましょう。」と書かれています。 続きを読む

にひきのかえる

新美南吉「にひきのかえる」

原作:新美 南吉,絵:竹内 隆夫,編集:小出宗治,Pictio編集部

原作は、新美南吉の「2匹のかえる」です。2匹のかえるがケンカを始めますが、すぐに冬眠の季節になります。そして、春になって、冬眠から出てきたかえる達は、ケンカの続きをしようとしますが、、、というストーリーです。原作と話はほぼ同じですが、今の子どもに合わせ、文章を追加しました。平易な文章なので、4歳くらいから自分で読めるお子さんもいらっしゃるかもしれません。 続きを読む

さるかに合戦

日本の昔話「さるかに合戦」

昔話の面白さの一つに、悪者をやっつけるということがあります。「さるかに合戦」もその一つですね。一時期は、やられたからといって、仕返しをするのはよくないということで、あまり取り上げられないこともあったようですが、悪いことをすると必ず自分に跳ね返るという因果応報という考え方も必要だという声も多いようです。実際、子どもに読んでいて、仕返しはよくないという声を聞くことはありません。 続きを読む