編集部のおすすめ

どっこいしょ

日本の笑い話 どっこいしょ

原作=日本の昔話より,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治、Pictio編集部

笑い話に分類される昔話です。物忘れの激しい男が、忘れないように唱えながら帰ってくるのに、川があるおかげでとんでもないことになります。この話は、日本の各地に伝わっています。題も単に”どっこいしょ”ではなく、”だんごどっこいしょ”などいろいろです。さらに、「どっこいしょ」のかけ声も、地方によって方言が使われています。お子さんと一緒に、かけ声を楽しんでください。 続きを読む

欲と迷惑と正直-ディオゲネス

欲と迷惑と正直-ディオゲネス-

原作=ギリシャの昔話より,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治、Pictio編集部

今から2000年ほど前にいた、ギリシャの哲学者ディオゲネスのお話しです。彼は、樽に住み、自由気ままな暮らしをして、真理を説いたと言われています。彼の逸話と、語っていたと言われる話を物語として再構成しています。 続きを読む

ろばとおやこ

イソップ童話「ろばとおやこ」

原作=イソップ童話,絵=竹内 隆夫,編集=小出 宗治,Pictio編集部

イソップ童話の一つです。ロバを売りに行く親子が、道行く人にいろいろと言われます。その通りにしたのに、結局は、元も子も無くしてしまう。人の言うことばかり聞いていてもダメ、自分で考えることの大切さを教えてくれます。イソップは、今から2600年ほど前の人で、ギリシャに奴隷の身分として暮らしていたと言われています。イソップは人間の生き方を考えさせる話をするのがとても上手でした。そして、1000年くらい経ち、多くの国で広がったのがイソップ物語です。 続きを読む

そらをとんだこめだわら

信義山国宝縁起絵巻より「そらをとんだこめだわら」

絵=竹内隆夫,編集=小出宗治,Pictio編集部

日本の各地に伝わる昔話ですが、いくつか原典となるものがあります。この信義山国宝縁起絵巻もその一つ。3巻からなり、それぞれに物語が書かれています。四大絵巻物の一つとされ、国宝にも指定されています。今回紹介する物語は「山崎長者」という原題がついており、絵本にするにあたり、タイトルを分かりやすく「そらをとんだこめだわら」としました。 続きを読む

きみはどこでもいけるよ

きみはいきたいところにいけるよ【PDFの絵本】

文=Samuel Stackhouse,絵=シルビー美緒

地図や地球儀を見ている子どもにとって、世界の各地へ旅することは大きな夢でしょう。世界の各地へ旅することも経験ですが、近くでも冒険はできます。子どもたちが、小さい旅や大きな旅をしていろいろな経験を積むことを願ってやみません。今回のオリジナルは英語です。リズムのよい文章と、パステルを使ったきれいな絵をお楽しみください。 続きを読む

さるかに合戦

日本の昔話「さるかに合戦」

昔話の面白さの一つに、悪者をやっつけるということがあります。「さるかに合戦」もその一つですね。一時期は、やられたからといって、仕返しをするのはよくないということで、あまり取り上げられないこともあったようですが、悪いことをすると必ず自分に跳ね返るという因果応報という考え方も必要だという声も多いようです。実際、子どもに読んでいて、仕返しはよくないという声を聞くことはありません。 続きを読む

でんでん虫の悲しみ

電子書籍版「でんでんむしのかなしみ(作:新美 南吉)」

原作=新美 南吉,絵=竹内 隆夫、編集=小出 宗治

新美南吉の作品です。原題は、「デンデンムシノ カナシミ」です。文章を平仮名として読みやすくし、ちいさいお子さんでも分かりやすいように、文章にも手を入れました。短いお話しですが、読んでみると、子どもだけでなく、大人がはっとすることが多いお話しです。自分だけがしんどいんじゃないんだよ、ということを気づかせてくれます。 続きを読む

うりつくり

今昔物語集より「うりつくり」

原作=今昔物語集,絵=竹内隆夫、編集=小出宗治,Pictio編集部

日本のほか、中国やインドなどに伝わる物語をまとめたのが今昔物語集です。できたのは、平安時代末期とも言われています。全部で31巻からなり、約1000にものぼる物語が収められています。今回はその中から、「うりつくり」をご紹介します。 続きを読む

ごんぎつね

新美南吉「ごんぎつね」

文=新美南吉,絵=竹内隆夫,編集=小出宗治

新美南吉の代表的な作品「ごんぎつね」です。ごんぎつねは、1932年に発表された作品で、新美南吉の死後直後に刊行された本に収録されています。このお話しは、新美南吉の故郷である愛知県の半田市を描いたと言われています。 続きを読む

わらしべ長者

日本の昔話「わらしべ長者」

再話:斉藤 浩太郎,Pictio編集部

今回の昔話は「わらしべ長者」です。気の良いのんびりとした若者が、何気なく手にした藁1本から裕福な暮らしを手に入れるお話です。掲載されている今昔物語では、これほど豊かにはなっていません。男が祈ったのは奈良県の長谷寺だとも言われています。 続きを読む