2013年5月22日から、東京都練馬区にある、ちひろ美術館・東京で絵本作家の展覧会「手から手へ展-絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ」が開催される。期間は、8月4日まで。東日本大震災後に、「3.11後の世界から私たちの未来を考える」というテーマで、世界各地の作家が作品を寄せた展覧会となる。
きっかけは、スロヴァキア在住の絵本作家、降矢奈々氏が、「子ども達の未来のために、これ以上負の遺産を増やしてはならない。誰かの犠牲の上に成り立つ豊かさから決別したい」という考えのもと、身近なアーティストに声をかけたこと。呼び掛けに賛同した絵本作家たちが話し合いを重ねて始まったという。
Webサイト「http://handtohand311.org/index.html」
そして日本、ヨーロッパ各国から有志の作家、56名が参加し、2012年3月にイタリアのボローニャのブックフェア期間中に、公式展覧会として開催。それ以降、スロバキアのブラティスラバやポーランドのワルシャワ、オランダのアムステルダム、デンマークのコペンハーゲンを巡回。2013年から、日本を巡回し展覧会が開催される。
日本で開催されるにあたり、日本から参加する作家の人数も増え、56名から7カ国110名となり、より大きな輪へと広がっている。日本では、2013年3月1日~5月7日の間、長野県北安曇郡にある「安曇野ちひろ美術館」で最初に開催された。東京での開催は、2個所目となる。
ちひろ美術館・東京では、同時期に「-平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで-いわさきちひろ展」も開かれており、同時期の開催となる。入館料は、大人800円、高校生以下は無料。
東京での展示会後は、島根、横浜、京都での展覧会が予定されている。
また、同期間中は、降矢奈々氏による講演会など、関連するイベントも開催される。最新の情報については、上の図にあるチラシや関連マップのほか、「手から手へ展」のWebサイト、及びちひろ美術館・東京のWebサイトに掲載されている。
展示会名 | 手から手へ展 -絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ- |
場所 | ちひろ美術館・東京 |
期間 | 5月22日-8月4日 |
美術館URL | http://www.chihiro.jp/tokyo/ |
入館料 | 大人800円、高校生以下は無料 |
開館時間 | 10:00-17:00 |
休館日 | 月曜日(祝休日は開館、翌平日休館。GW・8月10~20日は無休)。展示期間中の臨時休館は7月16日(火) |
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